合鍵を渡す？渡さない？振り回される恋人達〜そこに愛はありません。

☺︎コンコン！私です。

先日「なんで合鍵を渡してるのに彼女からは貰ってないの？って言われてさ〜」と飲み会帰りの彼に言われました。
その時彼は何も答えられなかったみたいです。
ただ「なんでやろー」とへへっと笑ってその場をしのいだ、と。
彼は笑いながら言ってますが、これ、
少し拗ねてらっしゃる。
電話越しに伝わる不満感、申し訳ないですが
可愛いですねー！

話は戻しますが合鍵。
友人さんに問いたいのですが合鍵ってトレードシステムなんですか？

んか訳あるかい。

合鍵は信頼の証拠とよく耳にします。
わかります、信頼されているからこそ貰えるものだと思うから幾つになっても合鍵を貰うという行為は嬉しいものです。
嬉しさをどう表現したらいいものか悩んで変な顔になったり、まるで乙女のようにその合鍵にへへー♫と笑いかけてみたり。
そしてより一層彼を好きになります。

確かにこの感情を彼にも味わっていただきたい。
合鍵を渡し、嬉しそうに笑う彼が容易に想像出来ます。
きっとそれを見て私はまた「幸せだなぁ」と幸福に浸れるでしょう。
幸せって感染しますからね。

だがこれとそれとは話が違うぜ！

家というものは自分の最愛なるテリトリー。
むしろもう１つの自分の体と言っても良いでしょう。
そこを共用するのに必要なものは信頼関係。

ではありません。

勿論愛でもありません。

そもそも何が必要とかではなくただ家主の性格で決まるのです。
信頼と束縛を履き違えている方が多いな、と思います。
いるじゃないですか、携帯を見たがる人。
何もやましい事がないのならいいよね？
隠し事なんてないよね？って人。
私大嫌いですねぇ。

やましい事がなくても知られたくない事だってあるじゃないですか。
そっちが隠すような事じゃないと思っていても隠したい事だってあるじゃないですか。
だって人間だもの。シャイなんだもの。

こちらから見せるのはいいのですが勝手に見ようだなんて前代未聞です。
信頼を求めて過ぎて自分が信頼を壊している事に気付いてください。

貴方は破壊神になろうとしている。

私が適当なズボラーなのはバレているし別に今更恥ずかしがるような事なんてないんですけどね。
さすがにねカップラーメンやらお菓子のゴミを乗せた世紀末なこたつの中で携帯片手に転寝している姿なんて見せたくないんです。
2人でいる時は良いんです。共犯者なので。
1人でいる時にそれは大人の女性として彼女としていけないような気がする。

いつも彼が家に来る時「何もしてないから散らかってるよー」と言いつつ実は少し片しているんです。
頑張って片したのがバレない程度に巧みに散らかしをキープし、汚いと感じるものは片付けているんですよ。
全部綺麗にしないのはそんなに時間がないのと「片付けてこれか…」と思われたくないからです。
私の冬眠した掃除力を舐めてはいけない。
まあそれもバレているんですけどね！

もし合鍵ひとつで「俺のこと信用していないんだ…」というようなお子様なら「大人になってから出直しな」と門前払いさせていただきます。
早い話しそんなにプライベートを共用したいのなら同棲したらいいじゃないか。
同棲なら2人の住処になるのだから鍵も一緒だしプライベートを共用出来ますしね。2人で一緒に住もう、引っ越そう！将来も貴方と居たいから。結婚したいから。それくらいの覚悟があってもいいと思う。
それぐらい合鍵とは重たいものなのです。

私は彼の家ではなく彼が目的なのです。
彼が居ないのなら行っても面白くないですし彼に会いたいから家に向かいます。
彼が居る家に、です。
優しい彼は仕事の帰りが遅いので私に預けますが、正直合鍵は必要ありません。
ドアを開けて「おかえり」と言われる瞬間の幸福は耐え難いものがあります。
彼が居ない部屋はとても寂しいです。

恋人って結構不安定なものですよね。
私は守備がひどく強い自己愛を秘めているので、恋人＝永遠の人だなんて考えません。そう信じて破綻してしまったら酷く取り乱し渦巻く恐怖心に勝てそうにはないので、否定を常に心の隅に置いています。
永遠と、そう思えるのならこの上なく素敵な事なんですけどね、どうしても怖いんです。
それだけすでにこの恋愛にのめり込んでしまっている手遅れ感は否めませんが今はただ全力で見ないふりです。

いつ終わりが来るかも知らない。
そうなった時、ひどい話ですが合鍵を渡していたら後が怖くないですか？
上手く関係を切れなくて男女間の縺れとか、ストーカーに進化とか、色々考える事があります。
これは私が女だからではなく男性もいっしょです。
人の感情に絶対なんてありえません。
そもそもそんなのつまらないじゃないですか、喜怒哀楽は未知数な方がきっと楽しいです。

合鍵を渡したいのなら渡したらいいと思います。
とても喜んでもらえるでしょう。
逆に貰えないからといって悲しまないでください。
そこに愛なんて関係ないんですから。

そもそもね、愛されているか知りたいなら証明とかではなく直接聞いた方がいいと思います。
それが恥ずかしいなら頭の中にラブカウンター設置して相手のラブ戦闘力を測ってみてはいかがでしょう。

ラブカウンター自爆させて「このラブカウンター…壊れてやがる…！」と彼をわなわなさせる自信ありますよ、私のラブ戦闘力は無限大です。
喧嘩してる時は2〜3とかで「雑魚が…」とか言われてしまうんでしょうけど「雑魚にしたのは紛れもなくお前だああああ」とガチの方の戦闘力でボロボロにしてやります。

汚ねぇ花火打ち上げてやるぜぃ！！